海外安全こぼれ話

2014.9
理事 佐藤 勝雄
海外出張中飛行機に乗り遅れる!

30年以上前の話になるが海外出張先での経験を紹介したい。 

ローマで取引先との仕事が終わり食事を共にしたが国民性もあり終わったのは真夜中過ぎ。ホテルに戻り早朝のアテネ移動のため荷物をまとめ、身支度を終えベッドにばたん。翌朝食事もなしでタクシーに飛び乗り空港に移動。チェックインカウンターに行ったところ、便は今飛び立ったとのこと。「えー!」と驚き、よく聞くと「今日からサマータイム。今8時ですよ」と冷たい一言。自分の時計を見ると「7時!」。幸い1時間後に次の便があり無事移動出来た。しかしながらアテネ空港では取引先のひとが待っていたため、たいへん迷惑をかけることになった。現在であれば携帯電話で相手と簡単に連絡がとれるが、当時は連絡方法が思いつかず出迎えのひとと無事出会った時にはお互いほっとしたことを思い出す。 

海外では様々なリスクがあるがこれも広い意味ではリスクのひとつと思う。現在欧州など約70ヶ国でサマータイムが導入されているが、海外渡航する際はサマータイムには気をつけたいものである。日本では戦後一時期導入されたと聞いているが、その後導入の動きはあるも実現していない。いろいろと課題はあるようだが、省エネにも効果があるとのことからやってみることも必要と思う。