窃盗、詐欺などの財産被害にあったら、まず現地の警察に被害事実を届け出て、被害届の受理書(ポリスレポート)を受け取りましょう。その書類は、パスポートの再発給や保険請求などの際に必要です。
※クレジットカードの紛失あるいは盗難にあった場合は、不正使用の恐れがあるため、大至急クレジット会社に連絡し、カードの無効手続きを行う必要があります。
ポリスレポートを受けたら、盗難にあったモノの種類に応じて、所定の手続きをできるだけ速やかに行う必要があります。
・旅券・・・・・最寄りの日本大使館あるいは日本総領事館
・航空券・・・・購入先の旅行会社、航空会社
・各種カード・・カード発行会社
・海外旅行保険に加入している保険会社
・これらの連絡先は、事前に確認の上、メモして常に携帯しておくよう心がけましょう。(但し、このメモを財布やパスポートなどと一緒にしておくと、メモも一緒に盗難にあったり、紛失してしまうこととなりますので、保管方法は工夫が必要です。)
・その他、現金、貴重品の盗難や紛失により、当面の滞在費や帰国費に支障が生じた際は、最寄りの日本大使館か日本総領事館へ連絡すると、日本の家族などからの送金方法について相談に応じてくれます。海外旅行保険には、緊急の際のキャッシングの特約があるケースもあるようです。
路上強盗や睡眠薬強盗などにあった場合、いくら軽い症状でも後遺症が出る可能性もあります。安易な自己診断は危険ですので、最寄りの病院で診察を受けることをおすすめします。